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ゼロのウェットスーツは猫背に作ってあります。

ゼロ・ウェットスーツでは、ウェットスーツを猫背に仕立てています。なぜ猫背にしてあるかといいますと、やはりやってみるとわかりますが、波待ちをしているとき、板の上ではずっと猫背になって待っているのです。じっさいに波待ちをしているとき、まわりを見渡してみてください。みんな、猫背になっているでしょ。さて、波が来て、パドルを開始しますが、ほとんどの人の姿勢を観察していると、初心者は胸を張ってやたらとアゴを上げていますが、熟練したサーファーになればなるほど、アゴを引いて、ちょっと背中を持ちあげたような姿勢でパドルします。じつは、その姿勢のほうが、パワーが出ます。胸でボードを押さえないと、サーフボードが前に行きませんから。それから、サーフィン用のウェットスーツの場合、首の前方から水が入るよりも、首の後方から入る水の量のほうが多いのです。ドルフィンをしたときもそうです。そのことも考慮すると、猫背のようなスタイルにウェットスーツを仕上げるわけです。ハンガーにぶら下がったウェットスーツを見ると、ぶざまなかっこうをしていますが、でもよく見ると、2輪のバイクのレーサーのスーツに似ています。背中が猫背になり、ヒザが曲がったままのスタイルです。サーフショップなどで、既製のウェットスーツがぶら下がっていますが、かっこよく見えるウェットスーツは、かならずしも良いウェットスーツとは限りません。サーフィンに使用するための良いウェットスーツとは、必然的に猫背のスタイルをしたウェットスーツなのです。

猫背_edited.png

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パドリングがしやすいウェットスーツ作り。

ゼロ・ウェットスーツでは、パドリングがしやすいように、袖の部分を3mm厚のゴムを使っています。さらに、袖を上下に動きやすくするために、セットインという袖ぐりにしてあり、袖下の部分には特別に柔らかい3mm厚のゴムを使用しています。

Snipper_S-S Spring_袖下.tif

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壊れにくいウェットスーツの縫製。

一般的に丈夫だといわれているのがジーパン。そのジーパンの縫製は、足の部分は布をヨコで縫い合わせていて、お尻の部分はタテに縫い合わせています。しかし、ウェットスーツでは、縫い線を横割り、縦割りにすると、ゴムはひじょうに壊れやすいので、ZEROのウェットスーツは斜め、斜めでカットして縫い合わせています。また、縫い線が十字に割れているところはほとんどありません。すべてT字型、またはY字型に割れるようにカットし、縫製しています。そうすることによって壊れにくいウェットスーツができあがるのです。でもそういう縫製はとても作りにくいし、難しいのです。ちまたでは、そういうふうに見せかけてデザインしているウェットスーツがたくさんあるようです。デザイン重視で作っているから、見た目にはかっこいいのですが、丈夫とは言えません。でも、ゼロ・ウェットスーツはデザイン重視ではなくて、壊れないことを重視して作っています。いわゆる機能重視がゼロ・ウェットスーツのポリシーなのです。

Snipper_SS Spring_ひし形_edited.png
Snipper_SS Spring_T型_edited.png

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ウェットスーツの上半身にスキンタイプのゴムを使用する理由。

ゼロ・ウェットスーツでは、フラットスキンやスモークスキンなど、スキンタイプのゴムをフルスーツなどの上半身部分に使用し、それを推奨しています。なぜジャージを貼らない生ゴムタイプの生地を使うのだろうかと疑問をお持ちの方もいらっしゃいますね。その理由は、サーフィンでは波待ちなどで上半身が水(海)の上に出ているからです。もっと言いますと、水を弾くスキンタイプのゴムを上半身に使用することで、波待ち時の保温性能を向上させているということです。つまり、水を蒸発させる際の気化熱がジャージを貼ったウェットスーツよりも少なく、その分暖かく感じるというわけです。気化熱は水(液体)が気体(蒸発)になるときに周囲から奪う熱のことで、たとえば、ジャージのウェットスーツで波待ちをしていると、ジャージについた水分が蒸発しようとして熱を奪う(気化熱)ので、より寒く感じるわけです。ジャージよりもスキンタイプのほうが、気化熱が奪われにくいので、ウェットスーツのゴム自体も薄くすることができるわけです。ということで、ゼロ・ウェットスーツでは、真冬でもオール3ミリのフルスーツをお薦めしています。ゴムが薄い分、動きやすいからね。

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スキンタイプのゴムを使用した

エアドーム・フルスーツ

スキンタイプのゴムを使用した

スタンダードタイプのフルスーツ

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ジャージタイプのゴムを使用した

スナイパー・フルスーツ

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